こんにちは。親子教室の専門家&『3歳までの子育てで本当に大切なこと30』の著者 村田真由美です。
今日も「しなかったシリーズ」で話を進めますね。(実はちょっと気に入っています🤣)
でも今日は親としてではなく、ばぁばとしてしなかったことについてです。
孫の保育参観に娘と行ってきました。
孫家族は地方に住んでいます。孫の家に前泊した私は、孫と会えた嬉しさで遅い時間まで一緒に遊んでしまいました。その結果、孫はいつもより2時間遅く寝ることに💦
それでも翌日の保育参観では、お友達と元気に楽しそうに遊ぶ姿を見ることができたのですが・・・
メインの工作の紐通しが始まったときのことです。
画用紙にパンチで穴がたくさん開いていて、そこに紐を通して模様を作るという内容でした。
先生が注意事項を話します。
「一番初めに、画用紙にひもの端をテープで貼ってくださいね。そうしないと紐をいくら通してもくぐり抜けるからね」
先生は実演しながら、ゆっくり丁寧に説明していきます。
そんな中、孫を見ると、なんと目がうつろ😯夕べ遅く寝たので明らかに眠そうでした。
そして紐通しがスタート。
周りのお友達はどんどん進めていきます。
でも話を聞かずにぼ~っとしていた孫は、一番始めにすべきセロテープを貼らないので、紐がくぐり抜けていくわけです。
しばらくやってもできないので半分泣き顔に。「どうしたらいいの?」と目で訴えてきました。
きっとばぁばなら助けてくれると思ったのでしょう。でもそれは大きな間違え!(キッパリ!)
いくら孫に甘々ばぁばでも、幼稚園の活動中に手出し口出しをしてはいけないことを心得ています。だから最後まで黙って孫の様子を見ていました。
孫には「教えないよ」という意味を込めて、首を横に振ると絶望的な表情。
そんな孫とはうらはらに、周りのお友達はどんどん完成させて作品を壁に貼っていきます。
できない悔しさからでしょう、大粒の涙を流し始めました。
娘も助けてはいけないと分かっていたようで、小さな声で「先生に聞いてごらん」と一言アドバイス。
泣きじゃくっているから先生に助けを求めるのも一苦労だったけれど、
やっと先生に「わからない」と言えた孫は、先生に手取り足取り教えてもらいながら、クラスの中で最後に完成したのでした。
実は孫の様子を見ながら、『3歳までの子育てで本当に大切なこと30』のポイント2「子どもは1つの人格をもった尊い存在」の実例を思い出していました。
本で紹介した例は今回とは逆で、ママが子どもの工作に手出し口出しをして、先生にとがめられた話です。
「自分が手伝ってあげなきゃ」「そんなことをしたら失敗する」と、子どもを心配する気持ちはよ~くわかります。
私もそんな経験を多々してきた親の一人ですから。
でも今子育てを振り返ると、我が子を心配するあまり、よかれと思った先回り行為からは、得られることがな~んにもないと断言できます。残念だけど。
なぜなら、子どもが自ら考える機会もないし、失敗から得られる経験もしていない。
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つまり、
子どもの成長を
奪ってしまっているのです😯😯😯
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実は、工作が始まった瞬間、数人の保護者が手伝おうと我が子の元に向かいました。でも先生は「自分の力でやらせたいので手を出さないでくださいね」と仰って。
若いのに凛とした伝え方に、きっと普段の保育においても善悪をハッキリ伝えてくれる先生なのだろうと容易に想像できて、頼もしく思いました✨
そんな先生の言葉もあったので、やっぱり出しゃばらずよかった~と安堵の気持ちが半分、
前日、夜遅くまで遊んで孫を興奮させてしまった私も悪い…という反省も半分😅
遠路はるばる行ったので、本音は孫の活躍を見たかったばぁばでしたが、
・先生の話は目を見て聞く
・話を聞かないとどんどんわからなくなる
という、これからの人生において大事なことを学ぶ機会となったので、これで良しにしようと自分に言い聞かせました。笑
ということで、ばぁばとしてあえてしなかったことは
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手出し口出し
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でした♪
この先、子どもが自らの力で乗り越えなければいけない状況になったとき、思わず手を差し伸べて助けたくなることもあると思います。
そんなとき、パパやママは一瞬立ち止まって深呼吸✨
冷静さを取り戻したら「あなたならできるよ!」と我が子を心から信じて言葉にしてくださいね。
大好きなパパやママに信じてもらえると、子どもは自らの力で困難な状況から脱することができる上に、
自分で解決できたことが自信となって、次の意欲につながる…というプラスのサイクルになっていきますよ~☺
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村田真由美(親子教室の専門家/著者)
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