子ども・保育者・みんなが笑顔!伝えたいのは、ずっと変わらない大切なこと

こんなとき、あなたならどうしますか?

こんにちは。村田真由美です。

子どもがお菓子をパクッと一口食べて、「これいらない、次のを食べる!」と言ったら、あなたはどうしますか?

孫のぴーちゃん(3歳)が我が家に来たとき、正しくこのシチュエーションになりました。

保育士兼ばぁばの私の考えは?

最終的にこの件はどうなったの?について綴りますね。

あなたならどうしますか?

我が家にピンクの和菓子と緑の和菓子があって、ピンクをニコニコしながら食べ始めたぴーちゃん。

お花の形をして、おまけに可愛いピンク。そりゃあ、食べたくなるよね♪

でも一口食べて

「やっぱり緑を食べる」

って言いだしたんです。

途中で食べるのをやめて、次の物を食べたい。

これは娘夫婦がどうすべきか考えることだから、私は黙って見ていました。(珍しいでしょ。笑)

そこですかさずぴーちゃんパパが

「ピンクを食べ終わったら、緑を食べてもいいよ」と伝えると、お決まりのように大泣きするぴーちゃん。

すると、じいじ(私の夫)が、言ってほしくない言葉を言ったのです。

「いいじゃない、緑を食べさせれば」

と。

どうしてこれが言ってほしくない言葉なのかと言うと、

1個目を食べ終わっていないのに、次を食べても良いかの判断は、娘夫婦が決めること。娘夫婦がその場にいたので、じぃじ、ばぁばが口を出す場面ではない。

それに、

「泣けば、食べさせてもらえる」という脳の回路を作りたくなかった

からです。

ここで大人が緑をあげれば、ぴーちゃんは、「泣けば食べさせてもらえる」という学習をする。

「泣けば大人は意見を覆す」ことを学んでしまったら、また何か起きたときに泣いて解決しようとする。

という悪循環が起きてしまう。

夫にもそう伝えました。(ぴーちゃんに食べさせたいだけだった夫は、シュ~ンとしていたけど。笑)

その後・・・

ぴーちゃんはというと、じぃじの一言で食べられると思ったのに、食べられなかったから更に大泣き。

でも私はひたすら娘夫婦の対応を黙って見守ることに。

するとぴーちゃんのパパが、ぴーちゃんと向き合って静かに話始めた。

「ぴーちゃん、まだピンクを食べ終わっていないでしょ。食べ終わったら緑を食べよう」

ぴ「やだ~~~~~😭😭😭みどりがたべたいの~~~~~😭😭😭」

私:ぴーちゃんのパパ、なんて言うんだろう(内心ドキドキ・・・)

「じゃあさ、パパも一緒にピンクを食べるから、ピンクを食べ終わったら緑を食べようか」

この言葉に納得したぴーちゃんはピタッと泣き止み、パパの提案通りピンクを一緒に食べて、その後、緑を食べたのでした。

この対応の素晴らしさ

身内のベタ褒めですみませんが、この対応はベストだったと思うのです。

どういう点がベストだったかというと

・・・・・・・・
ピンクを一緒に食べようと言ったところ
・・・・・・・・

もし「ピンクをぴーちゃん一人で全部食べて。その次に緑ね」と、ぴーちゃん一人に責任を負わせていたら、緑を食べたいぴーちゃんは納得できずに、更に大泣きとなるのは容易に想像できます。

それを

「パパも一緒に手伝うよ。だからピンクを全部食べようね。その後なら緑を食べていいよ」

と伝えた。

「パパも一緒」←大好きなパパとならがんばれる

「でもピンクは全部食べよう」←親として、あくまでもピンクは全部食べさせる姿勢を崩さない

「その後なら緑を食べてもいい」←ここまでがんばれば、後で良いことが待っている

と、この問題を全てクリアーする内容が、ぴーちゃんパパの言葉に詰まっていたのです。

『子どもの心に寄り添った、絶妙な返しだわ~』と感心してしまいました。(身内のベタ褒めですみません💦←2度目💦)

子育てで大事なことの1つ

こうしてごまかさずに子育てすることって、と~っても大事なことなんです。

それは

・・・・・・・
子どもは、大人がちゃんと自分に向き合ってくれているか、大人より敏感に感じとるから
・・・・・・・

『向き合うってなぁに?』と思ったママ。

そんなに難しく考えなくても大丈夫ですよ~😉

例えば、子どもに「絵本を読んで~」と言われたときに、今読めない場合は「あとでね」と言うときがありますよね。

子どもは約束をちゃんと覚えていて「まだかなまだかな」とずっと待っている。

だから子どもに「あとでね」と伝えたなら、その約束をきちんと果たす。

これも「ごまかさずにちゃんと向き合う」ことになります。

その大切さを知っているから、私もひよこ、ぴーちゃんに関わらず、子どもに接するときは自分の言葉には責任を持って、約束を果たすことを自分に課しています。

ひよこ親子教室のLINE特典「ママ・子どもに長く愛される教室の法則 100のチェックリスト」にも、「子どもにこそ誠実に接する」と書いたのは、以上のような思いから。

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