今日の題名は、私の保育のモットーの1つです。それを改めて実感する出来事が勤務する保育園であったんです。
保育園では毎朝「さくら・さくらんぼリズムあそび」に取り組んでいます。
昨日、今日と伴奏を弾いている先生がお休みだったので、代わりに私が弾くことになっていました。
事前にお願いをされていたので、3連休は家でたくさん練習をして迎えた当日。
弾く前に「間違えちゃったらごめんね~」と園児におちゃらけながら話しておいたんです。(ハードルを下げた。笑)
結局大きなミスもなく、1時間弾きっぱなしの伴奏を終えてホッとしていたら、年中さんの女の子が私の元に走って来てひとこと言ったんです。
「先生、上手かったじゃん!!!」
私「あ、ありがとう(*^-^*)」
なんだかあまりにも可愛い反応だったので、思わずそんな反応になっちゃいました。
(後で保護者にこの話をしたら「何様なんでしょうね~。上から目線ですみません💦」って言われました。もちろん、そんなこと全然思っていないですよ~。笑)
その後、私の元に来たのは年長さんの女の子。
「先生上手だったね~」
これが嬉しいのですよ、48歳になっても褒められることが(*^-^*)
でもね、逆にこうやって園児を心から褒めてあげることが出来たら、園児もさぞかし嬉しいだろうな~って思ったんです。
そして今日、年長さんの男の子が登園後開口1番に言ったのは
「さくらさくらんぼやる?誰がピアノ弾くの?」
私「どうして?」
園児「だって、先生上手だったから、また弾くのかなーって思って。」
と。泣けることを言ってくれました(´;ω;`)ウゥゥ
そして別の年長さんの男の子、年少さんの男の子にも「今日は誰がピアノを弾くの?」と聞かれました。
私「(おっ、また同じ質問がきた!と心の中で思いつつ)先生だよ」と言うと
「先生、昨日うまく弾けてたじゃん!」
と。笑
園児たちの全ての言葉、反応が可愛いし、愛おしすぎて、心の中で可笑しくなってしまいました。
・・・で、ここで言いたいのは園児が可愛かった!
ではありません(-_-;)
園児は保育士を良く見ているってことです。
私は楽譜があれば弾けるという程度の腕前で、ピアノが特別上手なわけではありません。
でもそれを理由につっかえつっかえ弾いたり、練習もしないで伴奏に臨んでいたらどうなっていたでしょう?
この先、園児が楽器を弾く機会があったときに『適当でいいんだぁ~』と思う子も出てくるでしょう。
でも保育士が一生懸命な姿を見せていたら、園児が同じ境遇になったときに『頑張らなきゃ!』と思ってくれる子も出てくると思うのです。
保育士がいい加減なことをしていれば園児も同じことをするし、
逆に保育士がきちんとした行動を示していれば、園児と信頼関係が築けた上に行動でも応えてくれるようになる。
保育の世界に入ってからそのことに気付き、
『子どもにこそ誠実に接しよう!』を保育のモットーにしているんです。(これは大人に対してもそうで、人生のモットーにもしています)
これは親子関係においても同じことが言えます。
もしママが「後で絵本読んであげるね」と言ったなら、後できちんと絵本を読む。
「○○が終わったら一緒に遊ぼうね」と言ったなら、〇〇が終わったらきちんと約束を果たす。
大人にとっては小さな約束でも、
言われた子どもは大人の言葉をしっかり聞いて覚えていて「いつかな、いつかな~」と首を長くして待っているんです。
大人がお子さんとの約束をきちんと果たせば、お子さんも約束を果たすことを学んでいくのですね。
親子だからなんでも許される・・・
ではなくて、
親子だからこそ誠実に接する。
その積み重ねが親子の信頼関係、絆を強くしていくことに繋がっていきます。
ピアノたくさん褒められたんですね〜(≧∀≦)♪
子どもの言葉って上辺だけの駆け引きや下心とかなく、ただ純粋だから尚更嬉しくなっちゃいますね!(o^^o)
子どもって見習いたくなる所ばかりだなーと最近本当に思います。心から楽しむし笑うし、幸せそう♡だからわたしも心から可愛いな〜って笑ったり、抱っこする腕に愛を込めたり、これも誠実のうちに入りますかね??笑
ポンさ~ん!!!コメントどうもありがとうございました!子どもって本当にすごいですよね!こんなに保育の世界にどっぷりの私も、毎日子どもたちから学ぶことばかりです。だからもっと保育を突き詰めたくなって、あっという間に20年が経ったのだと思います。たくさんの可能性を秘めている子どもたちをもっともっと伸ばしてあげたい!!!毎日それしか考えていないです。ポンさんのそのお気持ちも、駆け引きや下心がないものだから、お子さんにストレートに伝わっていると思いますし、もちろん誠実に接することの1つです!ポンさんに育てられたお子さんはホント幸せです。ブログを拝見していて毎回そう感じます。PS.私も佐々木正美先生の本は大好きです!私は発達障害の分野の本をたくさん読みこんでいます。