子ども・保育者・みんなが笑顔!伝えたいのは、ずっと変わらない大切なこと

大津の事故

第一報を見た時、

亡くなられた園児・怪我をされた園児、そのご両親やご身内の方、付き添いの保育士、それぞれのお気持ちを察すると、胸が苦しくて言葉になりませんでした。

そして18時からの会見。

園長先生が泣き崩れる姿には涙が止まりませんでした。

国の基準で1~2歳児クラスは「概ね6人に保育士1人」が配置基準となっています。

今回13人の園児が散歩していたので、3人の保育士で基準を満たしていました。

 

私が保育園に勤務していた時は、

1歳児9人を3人で担当していて

散歩の際はどの保育士も細心の注意を払っていました。

保育士は1番前、真ん中、1番後ろに配置。

常に周りを気にかけていたので

前から自転車が来ると

他の2人の保育士に伝わるように「前から自転車が〇台来まーす」と大きな声で伝えます。

その言葉によってより注意深く園児を引率することが出来ます。

私は1番後ろを歩くことが多かったので、

自分の後ろから来るものにも気を付けていました。

自転車はもちろん、

今回のような事故があまりにも多いので、車が突っ込んでこないだろうか

自転車をこいでいる方がご年配だった場合には、バランスを崩して園児の方に倒れてこないか

不審者はいないか

何かあったら9人の園児をどうやって守るか・・・

これらのことが常に頭にありました。

大切な大切なお子さんの命を預かっている職業ですから当然のことです。

 

園児にも交通ルールを繰り返し繰り返し伝えていました。

・保育士やお友達と手を必ずつないで歩く

・白い線の内側を歩き、道路側は歩かない

・横断歩道を渡る時は右左右を見てから手を挙げて歩く

1歳でも伝え続けることで、ちゃんと理解して行動していました。

 

散歩は保育園生活の中で園児が最も楽しみにしている時間の1つです。

歩きながら季節のお歌や手遊びを歌ったり

お花や虫を見付けるとみんなで丸くなって見たり

園児同士や保育士とたくさんお話をしたり。

園児の情緒を育む時間として

私も園児との散歩が大好きでした。

でもやはり『何かあったらすぐに対応出来るように』ということが頭から離れることはありませんでした。

 

今回の保育園の会見からも、園児を大切に想い、散歩にも配慮していることが伝わってきましたよね。

なんでこんなことが、よりによって園児と保育士の身に起こってしまったのかと本当に無念でなりません。

2歳と言ったら1番可愛い時期なのに・・・

この件で散歩を自粛する保育園も出てくるのでしょうか。

園児が楽しみにしている時間がどうぞ失われませんように。

怪我をされた園児と保育士の一刻も早いご回復と、

亡くなられた園児のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

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